統合失調症

当クリニックの診断と治療

欧米では1960年代からナイアシンを中心とした栄養素を用いて統合失調症の治療が行われています。また血糖調節の異常である低血糖症のひとつである反応性低血糖症によって起こる症状は、幻聴や幻覚などの統合失調症の症状を呈する事が多く、ナイアシンを中心とした治療とともに、血糖調節を正常化することによって多くの症状が改善し、薬剤の減量や中止を可能にします。

当クリニックでは、統合失調症と診断された患者様へ、生化学的な血液検査と、血糖調節異常を診断するための5時間糖負荷検査を行う事によって、症状だけではない診断を行い、新しい治療をご提案いたします。

統合失調症とは?

通常の精神科においては、妄想、幻聴、幻覚などの症状によって診断される疾患。現在では、非定型抗精神病薬の投薬によって治療することが中心になっている。症状の経過によって幾つかのタイプに分類され、基本的には投薬は長期間に及ぶことが多い。
一方、カナダのホッファー医師らは、脳内のノルアドレナリンなどのカテコラミンの代謝産物であるアドレノクロムが、妄想、幻覚、幻聴などの症状の原因であると主張、また低血糖症が多くの精神疾患に関係するなどの分子整合栄養医学を展開。ナイアシン(ビタミンB3)を中心とした栄養療法を行った。この治療は、アメリカのレッサー医師などとともに、アメリカ、カナダで受け入れられ、現在では精神科領域だけでなく広く一般医療の分野においても治療の分野で応用されている。

通常の統合失調症診断

現在の日本の精神科医療では、統合失調症の診断は、『幻聴』や『幻覚』などの症状が一定期間継続したときに、これらの症状を根拠に診断されています。 また統合失調症と診断されると投薬が開始され、症状の変化によって多くの種類の薬を併用することになります。