催眠療法について
催眠療法とは、深くリラックスした状態に入れるよう誘導(暗示)してもらいながら、自分の心の世界に取り組む心理療法の一種です。
- 家族や恋人、友人や同僚との人間関係の悩み
- ゆううつや不安が強い
- 生きがいが感じられない
- 電車に乗ったり人ごみに出られない
- 仕事が上手くいかない
- 自分の適職がわからない
- 原因不明の身体症状(頭痛・肩こり・しびれ・冷え・めまい・吐き気・不眠など)を治したい
- 摂食障害(拒食、過食)
といった、心理カウンセリングと同様のお悩み、ご相談内容(願望実現法を含む)について、より集中的でスピーディーなアプローチを行ないます。
このため心理カウンセリングよりも短期間で問題が改善する場合が多いですが、急速に心の奥深くに入っていくため、それを重荷に感じる方もおられます。
ご本人の心理状態やご希望を聞きながら、催眠療法が適切かどうかを判断の上で施行していきますので、お申し込みやご来室の際には率直に不安や疑問点、ご希望などをお伝えください。 以下、「催眠」について詳しくご説明します。
催眠とは?
催眠とは、深いリラックス状態の中で、普段はあまりじっくり触れる機会のない自分の潜在意識に触れ、そこから直感的な洞察を得たり、イメージ体験をしたりできる、一種の意識の変容状態です。
催眠というと何か特別な、魔術的なイメージを抱かれやすいですが、日常生活の中で誰でも経験しているものです。例えば朝目覚めた直後ぼんやりしている時、お風呂に入ってゆったりしている時、電車に乗って窓外の風景を何となく目で追っている時、好きな音楽に聞き入っている時、テレビドラマのストーリーに夢中で見入っている時、・・・こういった時の、「リラックスした覚醒〜半覚醒状態」が、催眠状態です。
こういった意識状態の時には、普段気がつかなかった物事の繋がりに突然気づいたり、直観力が高まっていたりしますが、無意識的に催眠状態に入っているために、そういったメリットを活用する機会はほとんどありません。
しかし物理学者や発明家などで「入浴中」「ベッドで眠りに落ちる直前」「馬上で居眠りしていた時」等に突然アイディアがひらめき、その後の大きな成果につながった例は、歴史上も数多く伝えられています。
また音楽家、画家、小説家など創作活動を仕事にしている人は、このような独特の意識状態を「ノッている」と感じ、この時に集中的に作品製作がはかどることを体験的に知っているため、自分をできるだけこうした意識状態に入れられるよう、工夫をしています。
あるいはスポーツ選手の場合、この意識状態に入れた試合では「余計なことを考えずに全力を発揮できる」「相手の次の動きが直感的に、手に取るようにわかる」といった体験ができるため、やはりいかに安定してこうした意識状態になれるかをつかみ取ろうとします。
また、試合当日落ち着いてベストコンディションで行動できるように、彼らがイメージトレーニングをしていることは、よく知られています。
催眠療法では、セラピスト(佐藤医師)により催眠状態の基礎知識をつけてもらった上で、セラピストの誘導(補助)によりクライアントさんは意識的に催眠状態に入り、そのリラックスした意識状態の中でイメージ体験をしていきます。